出版社内容情報
子どもの真の幸福とは何か、子どもの望ましい成長と発達とはなにか。
望ましい人間形成をどう考えるか。また、子どもの幸福を実現するために、
「学ぶ権利」はどうあればよいか。
学歴重視の競争を促し、一方で長期欠席、不登校、いじめ、自殺といった過酷な現実が
共存している。教師は過重かつ長時間労働に疲労困憊し、教師も休職、退職果ては過労死に
至るケースも少なくない。
いま求められるのは、教育の荒廃を招来している根本的な原因を明らかにし、
子どもが本来の「学ぶ権利」を取り戻すために何をすべきか提示する。
【目次】
はじめに
第1章 立身出世を煽る教育と教育政策
1 立身出世と〝末は博士化大臣か〟は昔話か
2 日本国憲法・教育基本法の成立と教育
第2章 国家の教育体制の強化と国民教育の崩壊 ―教育の荒廃はここまで進んでいる
1 日本国憲法・(新)教育基本法体制下の教育
2 (新)教育基本法体制下の教育実態―競争主義教育を煽り続ける文科省
第3章 立身出世主義教育の克服―人格主義の人間郎・人間形成論
1 日本の公教育の本質と問題点―こればでの検証を踏まえて
2 子どもの「幸福」とは何か―人格主義の人間論・教育論
3 立身出世主義をどう克服するか
あとがき
内容説明
子どもは自然権として有している「学ぶ権利」の行使によって自らの個性と愛他的能力とを伸長し、人間至高の目的である「幸福(人格の完成)」に到達しようと努力する(人格主義の)生き方こそが尊く健全であるのだ。〔本書「はしがき」より〕
目次
第1章 立身出世を煽る教育と教育政策―立身出世の教育は、子どもを「幸福」にするか―(立身出世と”末は博士か大臣か”は昔話か;日本国憲法・教育基本法の成立と教育)
第2章 国家の教育体制の強化と国民教育の崩壊―教育の荒廃はここまで進んでいる―(日本国憲法と(新)教育基本法体制下の教育
(新)教育基本法体制下の教育実態の考察―競争主義教育を煽り続ける文科省―)
第3章 立身出世主義教育の克服―人格主義の人間論・人間形成論―(日本の公教育の本質と問題点―これまでの検証を踏まえて―;子どもの「幸福」とは何か―人格主義の人間論・教育論―;立身出世主義をどう克服するか)
著者等紹介
中谷彪[ナカタニカオル]
1943年、大阪府に生まれる。1972年、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学(専攻・教育行政学)。1979年、イリノイ大学、ウィスコンシン大学客員研究員。1988~9年、トリニティー大学・文部省在外研究員。職歴:大阪教育大学講師、助教授、教授、学長を経て退官。現在:大阪教育大学名誉教授、博士(文学)、塩尻公明研究会(代表)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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