天皇制国家はいかにして創られたか―「尊王思想」の形成から「帝国憲法」の制定まで

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天皇制国家はいかにして創られたか―「尊王思想」の形成から「帝国憲法」の制定まで

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874989739
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

江戸時代の二百数十年間、天皇は、幕府による徹底した監視・統制下に置かれ、京都の「御所」から一歩も外に出ることのできない「幽閉」状態にありました。そのため人々は「天皇の存在」そのものさえ知りませんでした。
その一般国民にとって全く無縁・無名だった天皇が、幕末の「尊王攘夷」運動の動乱をへて、近代日本の頂点にそびえ立つ「元首」となる、そのプロセスを明快に説き明かしたのが本書です。
いま話題の「皇位継承」問題をふくめ、天皇制や近現代史に関心をもつ人には必読の本です!


【目次】

  近代天皇制の成立史
   ――尊王思想の形成から帝国憲法の制定まで


はじめに

Ⅰ 「尊王思想」の形成と維新の変革
*徳川時代の「神」は家康だった
*日本語「やまとことば」による最古の歴史書「古事記」
*本居宣長がつくり出した「天皇論」
*宣長の異様な中国の「政治・儒教」非難
*中国の「文化的植民地」日本への宣長の苛立ち
*日本文化の原典としての『古事記』
*国学と水戸学の結合が生んだ「尊王攘夷」論
*広がりゆく「尊王攘夷」思想
*将軍と天皇の上下関係が逆転するまで
*「尊王攘夷」から「尊王倒幕」へ
*将軍と天皇の死から「大政奉還」へ
*「王政復古」による「天皇の政府」の出現

Ⅱ 近代統一国家をめざしての模索と反動
*鳥羽、伏見の戦いから江戸城無血開城へ
*大久保利通「大阪遷都論」の建白書
*「五カ条の誓文」とその歴史的意味
*天皇、初めて御所を離れ、大阪滞在五〇日
*天皇の存在を伝え・教えた「人民告諭」
*即位/「慶応」から「明治」への改元/「一世一元」の制定
*「京都」から「東京」への道のり
*版籍奉還――封建体制の解体
*実質的な「東京遷都」と外国王族の来日
*〝軍人天皇〟への道
*「廃藩置県」と「近衛兵」の新設
*「天皇家の祭祀」で排除された「国民の祝日」
*岩倉使節団と留守政府による改革の続行
*西郷が仕組んだ天皇の鹿児島巡幸
*島津久光問題の結着と留守政府の内紛
*「征韓論」で真っ二つに割れた政府
*西郷は、なぜかくも「征韓」に固執したのか
*「台湾出兵」と「琉球併合」の準備工作
*江華島事件の謀略と日朝修好条規
*大久保が主導した天皇の東北・北海道巡幸
*西南戦争――薩摩軍と全日本軍との対決
*明治天皇「青年期」の終わり

Ⅲ 自由民権運動の高揚と暗転
*天皇の立つべき位置を求めて
*軍人勅諭――「大元帥」の宣言
*琉球王国の「併合」
*グラント前米大統領による天皇への議会開設のレクチャー
*自由民権運動の始まりと展開
*私擬憲法草案にみる「天皇」の位置づけ
*第四、五回の全国巡幸と「君が代」演奏
*「明治十四年の政変」による大隈重信の閣外追放
*国会開設の「詔勅」による民権運動の封殺
*福沢諭吉にみる「天皇家観」の反転
*「立憲改進党」の結成と「自由党」のその後

Ⅳ 天皇制国家の体制確立へ向かって
*三十代に入っての天皇の日々
*朝鮮の動乱をめぐる日本と清国の干渉
*伊藤博文の内政改革と爵位制度(公爵~男爵)の新設
*天皇の伊藤との不和と〝単独ストライキ〟
*「太政官」制から「内閣」制への転換と「内大臣」「元老制」の新設
*森有礼「学校令」による教育制度の

内容説明

近代天皇制が創成されゆく過程に近代日本が成立する道すじを重ね合わせて描いた初めての通史!

目次

1 「尊王思想」の形成と維新の変革(徳川時代の「神」は家康だった;日本語「やまとことば」による最古の歴史書『古事記』 ほか)
2 近代化をめざしての模索と反動(鳥羽、伏見の戦いから江戸城無血開城へ;大久保利通「大阪遷都論」の建白書 ほか)
3 自由民権運動の高揚と暗転(天皇の立つべき位置を求めて;軍人勅諭―「大元帥」の宣言 ほか)
4 天皇制国家の体制確立へ向かって(三十代に入っての天皇の日々;朝鮮の動乱をめぐる日本と清国の干渉 ほか)
5 「不平等条約」の改定と「帝国憲法」の制定(課題は「治外法権」の解消と「関税自主権」の回復;「欧化政策」から生まれた鹿鳴館時代 ほか)
明治維新史研究の”盲点”―あとがきに代えて

著者等紹介

梅田正己[ウメダマサキ]
1936年2月、佐賀県唐津市に生れる。一橋大学卒後、出版社勤務をへて1972年、仲間と共に高文研を設立、高校生・高校教師を対象に月刊誌を刊行(2006年に終刊)、あわせて人文・社会問題関係の書籍出版を続ける。1981年から沖縄大学との共催で沖縄戦の戦跡・基地のフィールドワーク「沖縄セミナー」にとりくんだのを機に沖縄問題の本を数多く出版してきた。1985年、「国家秘密法(スパイ防止法)に反対する出版人の会」の事務局を担当したことから、翌86年、近代史上最大の出版弾圧事件「横浜事件」再審裁判の提起とともに「支援する会」の事務局を引き受ける。2012年、退職、以後は歴史書の執筆に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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