出版社内容情報
2024年元日、能登半島地震が発生。次の大地震の備えのための検証が進められても、大きな成果は期待できません。
この状況を打開すべく、「地震」とは別に、地震前後に起きる関連現象を「地震現象」とし、解明しました。その定義は「地盤の揺れと地下ガス挙動等によって生じる関連現象」です。
「地震前とは地震予知」、「地震後とは二次災害」。それらを現象を、科学的に明らかにし、検証の道筋を示します。
能登半島地震でも、震源から離れたガス田地域――新潟市・富山県氷見市・石川県内灘町等――で不可解な液状化現象が発生しており、真相解明のカギがあると説きます。
地下ガス挙動による災害は、地震時以外も発生していて、端的な例が、2025年開催の大阪万博会場建設中に起きた爆発事故。地下の至る所にガスは貯留しており、その理解と事故防止対策は必須です。
内容説明
2024年元日、能登半島地震が発生。次の大地震の備えのための検証が進められても、大きな成果は期待できません。この状況を打開すべく、「地震」とは別に、地震前後に起きる関連現象を「地震現象」とし、解明しました。その定義は「地盤の揺れと地下ガス挙動等によって生じる関連現象」です。「地震前とは地震予知」、「地震後とは二次災害」。それら現象を、科学的に明らかにし、検証の道筋を示します。能登半島地震でも、震源から離れたガス田地域―新潟市・富山県氷見市・石川県内灘町等―で不可解な液状化現象が発生しており、真相解明のカギがあると説きます。地下ガス挙動による災害は、地震時以外も発生していて、端的な例が、2025年開催の大阪万博会場建設中に起きた爆発事故。地下の至る所にガスは貯留しており、その理解と事故防止対策は必須です。
目次
第1章 地下ガス噴出(地下ガス噴出の実態;直下型地震)
第2章 地下ガス貯留と挙動(地下ガス貯留;地下ガス挙動)
第3章 地震後の二次災害(液状化現象;地震火災;液状化現象と地震火災発生地域の類似性)
第4章 地下ガス噴出による地震予知(前兆現象と地震予知;現在の地震予知観測と課題;地下ガスと前兆現象;井戸異常に見る多様な前兆現象)
第5章 地下ガスと地震現象(地震観測と予測;津波火災を含む二次災害;地下ガス挙動による誘発地震)
著者等紹介
堀江博[ホリエヒロシ]
1953年生まれ、栃木県出身。2013年退職。2019年退社。在職中、液状化対策関連工事を含む地下工事の計画・設計・施工等に関わり、多くのプロジェクトに、シビルエンジニアとして参画。特に、国内外のプロジェクトで、地下ガスの噴出に絡んで生じる「地下ガスの挙動」の不思議さに遭遇。退職前より、長年の懸案であった「地下ガスの挙動」の解明に着手。「地下ガスの挙動」を未解明科学と捉え、ライフワークとし、その挙動が絡む領域を、前3作よりさらに広げ、新たな視点から解明に挑む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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