出版社内容情報
色覚バリアの撤廃を!
色覚に違いのある当事者への偏見が依然として根強い日本ですが、20年ほど前の労働安全衛生法令の改正で雇用時健康診断での色覚検査廃止、学校保健法令の改正で定期健康診断時の色覚検査廃止にともない、就職・進学での制限は緩和されてきました。
その後、眼科医会などの反対運動により学校での検査がかなり復活もしていますが、誰もがありのままに暮らせる多様性のある社会をめざし、色覚は「十人十色」、相違はあっても「異常」ではない、「色覚バリアの撤廃」を提言します。そしてそれは数百万人ともいわれる偏見や差別に苦しむ当事者の方々へのメッセージでもあります。
内容説明
色覚バリアの撤廃を!色覚は「十人十色」、相違はあっても「異常」ではない。誰もがありのままに暮らせる多様性ある社会をめざして、偏見と差別に苦しむ当事者から、刷り込まれた予断に自覚のない社会への提言の一冊。それは数百万人と言われる色覚当事者へのメッセージでもある。
目次
序章 色覚問題の所在―検査・選別から差異の共生へ
第1章 色覚検査に苦しめられた当事者の思い
第2章 予断と偏見を問う当事者の所見
第3章 転変する色覚検査制度―社会的な色覚バリア・障壁の残存
第4章 私たちの取り組み―社会的な色覚バリア・障壁に抗して
終章 「十人十色」―色夏の相違は「異常」ではない
資料篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
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「色盲」という作られた通念による予断と偏見があるらしい。「交通信号の区別ができず、運転免許が取れない」「色が見えず、モノクロの世界」などと言われるそうだ。2003年に廃止されるまでは学校でやっていたらしく、日本眼科医会によって2016年に復活したそうだ。特に支障がないにもかかわらず、「異常」の烙印を押されて、軽蔑の声を浴びたらしい。1952年生まれた人のインタビューで進学差別と就職差別にあったそうだ。そんなのもうないでしょ、と思っていたが、復活しているということはこれはまだ続いている差別らしい。2025/05/26




