出版社内容情報
家庭環境、ジェンダー、発達障がい、パニック、学力など、様々な生きづらさを抱え、教室へ集う子どもたち。
「荒れ」や「奇行」を『逸脱』ではなく『表現』として捉え、子どもたちがお互いを認め、許し許され、排除しない学級づくりを36年続けてきた原田真知子氏。いま求められるのは教室に漏れる子どもの小さな声に耳を澄まそのせ、その現実から学校を作ることである。
「不寛容」「スタンダード」など統制、規制が閉塞感を生むいまの教育現場に一石を投じる実践記録です。
目次
「いろんな人がいる」が当たり前の教室に
果てない波は止まらなくとも
「悪ガキ」たちとともに
ポケモンたんけんたい!
英志と五年生の子どもたちとともに学び続けた一年間
子どもが子どもとして生きられる教室へ―四年生の子どもたちとともに学んできたこと
分断と不信を越えて―六年二組の一年間
いつか「思い出話」をしよう―保護者たちとつながりながら
ゆっくり大きくなっていこう
暴れて泣いていじけてスネて―大騒ぎの男の子たちと
「セックスしよう」っていうと、なんで恥ずかしい?―子ども向け性情報の氾濫のなかで
届かないことば 届きあうことば
新しい社会をつくる舞台への誘い“実戦解説”
著者等紹介
原田真知子[ハラダマチコ]
1956年、神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、2年間のアルバイト生活(塾講師、家庭教師、大学生協職員など)を経て、1982年、小学校教師になる。以降、定年退職後の再任用1年間を含めて36年間、学級担任をつとめてきた。2018年、退職。全国生活指導研究協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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