内容説明
長寿祝い「カジマヤー」のオバーの手には入れ墨があった。今は絶えた琉球女性の「ハジチ」習俗だ。過酷な人生を生きた証を、気品あふれる鮮烈な写真で伝える!
目次
ハジチ1(伊江島 仲元ツル;名護市 佐久川ツル ほか)
ハジチ2(那覇;伊江島 ほか)
残照(池間島;壺屋 ほか)
解説 針突習俗の終焉を見つめる―民俗社会学への誘い(針突についてわかっていること、わからないこと;不明なこと―針突の原郷はどこか ほか)
著者等紹介
山城博明[ヤマシロヒロアキ]
1949年沖縄県宮古島に生まれ、育つ。沖縄大学在学中より沖縄復帰闘争、全軍労闘争、全島のゼネスト、コザ反米騒動などを撮影。1975年読売新聞西部本社に入社、85年琉球新報社に移る。この間報道写真のほか、琉球列島の自然、とくに野鳥や動物を数多く撮影してきた。2015年に琉球新報社を退社、現在はフリーの報道カメラマン。1991、92年度九州写真記者協会賞、2015年度「沖縄タイムス芸術選賞」写真部門・大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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