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内容説明
沖縄戦のさなか日本軍が流した「沖縄人スパイ説」。今なお消え去らぬデマゴギーを、徹底検証して打ち砕く!
目次
第1部 沖縄戦はどんな戦争だったのか(アジア太平洋戦争と全島要塞化;防衛隊・学徒隊・義勇隊;沖縄戦の経過)
第2部 「沖縄人スパイ説」を砕く(よみがえる「沖縄人スパイ説」;日本軍による住民虐殺事件24例;「沖縄人スパイ説」の現場;誰が「スパイ説」を全国に流したのか;太田實海軍司令官最後の電文「沖縄県民カク戦ヘリ」;「沖縄人スパイ説」の源流;沖縄系二世通訳兵たちが果たした役割)
第3部 沖縄戦の研究ノートから(「万国津梁の鐘」に刻まれた22の弾痕;「鉄の暴風」の光景;ソテツ地獄;島くとぅばの反戦歌「艦砲喰ぇー残さー」;島田知事と「台湾米」のナゾ;和泉知事の「汚名」の真相;戦前の本土役人が描いた「沖縄人像」;「従軍慰安婦」問題の現場から;戦艦大和はなぜ出撃したか)
エピローグ=「沖縄の心」とは?
著者等紹介
大城将保[オオシロマサヤス]
沖縄戦研究者・作家。1939年、沖縄県玉城村(現南城市)に生まれる。沖縄史料編集所主任専門員として沖縄県史の編纂にたずさわった後、県教育庁の文化課課長、県立博物館学芸課長等をへて、県立博物館長をつとめる。沖縄戦研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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skunk_c
56
『首里城と沖縄戦』の中に沖縄人スパイ説について触れられていたので、こんな本もあったなと手に取ったが、むしろ『首里城と沖縄戦』の方が詳しいくらいで、表題に関してはちょっと肩透かし。むしろ副題の『私の沖縄戦研究ノートから』の方がしっくりくる。むしろ興味深かったのは、沖縄戦の時の島田県知事(ヤマトゥンチュ)が権の疎開者のために※を台湾に買い付けに行った話や、その前任者の泉知事が「沖縄戦から逃げた」と非難されているが、実際は軍の慰安所建設を拒んだ話などだ。2020年出版だが内容はもう少し古く、他書の再編集かも。2024/07/22
Y_Kuroyanagi
0
20201111ー202011142020/11/14