内容説明
大日本帝国の崩壊と共に、「日本ナショナリズム」も消滅したはずだった。だが戦後70余年、今や国政の主流を占める。どうしてそうなったのか?復活のプロセスをたどり、検証する!
目次
9章 よみがえる日本ナショナリズム(新たな国づくりへの出発;米国の対日政策の転換と日本再軍備への歩み;「日の丸」「君が代」問題の始まり;再軍備の推進と吉田首相の「愛国心」論 ほか)
10章 ナショナリズムと歴史認識(「神話史観」にもとづく日本国家観;神話史観を否定した矢内原忠雄;近代日本の歴史的総括の欠落とそのツケ;新たに生まれた「栄光の明治」神話 ほか)
著者等紹介
梅田正己[ウメダマサキ]
1936年2月、唐津市に生まれる。一橋大学社会学部を卒後、出版社勤務をへて72年、仲間と共に出版社・高文研(当初の社名は高校生文化研究会)を設立、高校生・高校教師を対象に『月刊・考える高校生』(後に『ジュ・パンス』と改題)の発行とあわせ教育書を手はじめに人文書の出版を続ける。81年から沖縄大学との共催で沖縄戦の戦跡・基地のフィールドワーク「沖縄セミナー」にとりくんだのを契機に、沖縄が直面する問題の書籍を数多く出版する。85年に「国家秘密法に反対する出版人の会」の事務局を担当したことから、翌86年、史上最大の出版弾圧事件・横浜事件の再審裁判の開始とともに「支援する会」の事務局を、2010年に実質無罪(同事件は国家犯罪であったと横浜地裁が裁定、刑事補償が実行された)を勝ち取るまで24年間、担当した。2012年高文研代表を退く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
R