日韓会談1965―戦後日韓関係の原点を検証する

個数:

日韓会談1965―戦後日韓関係の原点を検証する

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月31日 05時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874985700
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0021

内容説明

歴史対話を欠いたまま、「未来志向」を目指す手法は限界にきている。2005年以降、日韓両国で公開された約10万枚に及ぶ新史料を分析、長年明らかにされてこなかった日韓会談の問題部分に光を当てた画期的な研究成果を元に、もう一度、「何が未解決なのか」―原点に戻って考える。

目次

1 日韓諸条約はこうして結ばれた(第一期 敗戦/解放から第一次会談まで;第二期 一九五〇年代の日韓会談;第三期 一九六〇年代の日韓会談 ほか)
2 韓国併合条約はいつから「無効」なのか―基本関係(旧条約無効確認条項をめぐる激論;立場調整の時期;合意なき妥結を目指して)
3 「完全かつ最終的に解決された」請求権とは何だったのか―財産請求権(在朝日本人財産への関心;日本政府による「債務履行」案をめぐって;「完全かつ最終的に解決」された請求権の内容)
4 在日朝鮮人の「消去」を目指して―「在日韓国人」法的地位(対日講和条約発効までの交渉;対日講和条約からの一九五〇年代の交渉;一九六〇年代の交渉)
5 「返還」か「贈与」か―朝鮮由来の文化財をめぐって(朝鮮由来の文化財をめぐって;韓国政府による対日賠償要求調査;文化財交渉における典籍目録について)
6 竹島/独島領有権問題の帰着点は?(第六次会談―「議題化」をめぐって;第七次会談―妥結に向けて;竹島/独島領有権から見た「一九六五年体制」)

著者等紹介

吉澤文寿[ヨシザワフミトシ]
1969年群馬県高崎市生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了(社会学博士)。新潟国際情報大学国際学部教授。専攻は朝鮮現代史、日朝関係史。「日韓会談文書・全面公開を求める会」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Noribo

9
韓国は重要な隣国で日韓の連携は東アジアの安定に不可欠な国のはずですが、残念ながらそうなってません。戦後の日韓関係の原点である1965年の日韓基本条約締結の過程を本書で学びました。日韓交渉に際し韓国は旧宗主国の日本を相手に、また当時北朝鮮の躍進もあり日本や米国の支援を得て経済復興・国力増進を優先する施策を採らざるをえず懸案を先送りして条約を締結しています。締結に際し「弱腰外交」と全国的な反対運動が起き朴政権は戒厳令を敷き強行採決で批准する等国民の意見を汲めずに成立させたことを知ると現在の状況も理解できます。2023/04/13

aeg55

5
一読終わった後、悄然となってしまった。 朝鮮半島を侵略植民地化した事の認識もなく、それでいて宗主国目線での交渉、合意に至る訳などない。 日本サイドのスタンスは、終始、賠償金を払う事を拒絶する、というもの。戦争で得たのだから支払うのはもったいない、そして、自分も被害者だ、という厚かましい考え方。2019年の現在も全く変わらない、それは、過去に向き合い、事実を見ようとしないからだろう。 『東学農民戦争と日本』と併せて読むのをお勧めする。2019/09/13

kadoyan

1
途中になっていて読み終えた。日韓の歴史的にあるさまざまな問題を外交文書からひもといたもの。日本政府の強い意図のもとで、不平等に結ばれたものもある。慰安婦問題などは、再度、検討も必要。丁寧な解決がもとめられる。2016/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9767491
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品