内容説明
柔道愛好者60万人、子どもの重大事故ゼロを誇る柔道大国フランス。一方、日本の柔道家は17万人、30年間(1983~2013年)で118人の中高生が学校柔道で死亡している。日仏の柔道を経験した柔道家による、日本柔道界から重大事故・暴力・体罰・セクハラを根絶するための具体的提言!
目次
第1部 「柔道ムラ」解体宣言―勝利偏重主義の呪縛を解く(柔道ムラの異端児の誕生;なぜ、勝利偏重主義が生まれたのか;日本柔道クライシス)
第2部 フランスのJUDO、日本の柔道(フランスのスポーツ行政事情;フランス柔道の指導者と選手の考え方)
著者等紹介
溝口紀子[ミゾグチノリコ]
1971年静岡県生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部国際文化学科准教授。専門はスポーツ社会学。92年、バルセロナオリンピック女子柔道52kg級銀メダリスト。96年アトランタオリンピックにも出場。2002~04年、日本人女性で初めてフランスナショナルチームのコーチを務める。13年2月、全日本柔道連盟評議員に就任。14年10月、静岡県教育委員会委員長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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