内容説明
アジア太平洋戦争末期、強制連行された中国人4万人を強制労働させた企業は35社、戦後60年が過ぎて、和解に応じた企業は3社!長期的な中国ビジネスを考える日本企業が知っておくべき日中歴史問題の基本。
目次
第1章 戦後補償裁判からみた「中国人強制連行・強制労働事件」
第2章 なぜ中国人を強制連行したのか
第3章 中国人強制連行・強制労働事件の裁判の経過と現状
第4章 西松建設を被告とする裁判について
第5章 三菱マテリアルを被告とする裁判について
第6章 福岡三井・三菱訴訟の成果と課題
第7章 ドイツの戦後補償に学ぶ
終章 和解・解決に向けて
著者等紹介
松岡肇[マツオカハジメ]
1931年長崎県生まれ。54年九州大学卒業、福岡銀行入行。72年福岡銀行退職、弁護士資格取得を目指す。80年司法試験合格。以後、一般事件のほか、石炭じん肺事件(北松じん肺事件、三池じん肺事件、筑豊じん肺事件)、トンネルじん肺事件、アスベストじん肺事件、原爆症認定事件・松谷訴訟福岡高裁事件などに参加、99年から中国人強制連行・強制労働事件福岡訴訟に取り組み、弁護団事務局長として活動。2006年東京弁護士会に転籍し(新和総合法律事務所所属)、現在、中国人強制連行・強制労働事件全国弁護団幹事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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