内容説明
近年公開された『極秘海戦史』や『日露戦役参加者史談会記録』などの史料を活用、従来研究に欠落した韓国からの視線で日露開戦の暗部を照射した新研究!
目次
序章 日露開戦前史―電信支配から始まる日本の韓国侵略
1 大韓帝国の中立宣言と日韓議定書―中立宣言を蹂躙した日本の外交と軍事
2 日本が仕掛けた日露開戦―ロシアの回答書を抑留する
3 すり替えられた日露開戦の第一砲火―海軍大臣・山本権兵衛の電報改竄とその行方
4 旅順艦隊「行方不明」電報の正体―海軍大臣・山本権兵衛の開戦誘導策
5 陸海軍の対立と合意―ソウル占領陸軍部隊の極秘輸送作戦
6 日本海軍の通信戦略―韓国沿岸ニ於テハ国際法規ヲ重視スルヲ要セズ(山本権兵衛)
7 秘匿された韓国信略戦争―日露戦争は鎮海湾の占領から始まった
8 「日本海海戦」とリヤンコ島(現・竹島=独島)―朝鮮海峡の戦略封鎖とX点
終章 万国平和会議への道―大韓帝国の皇帝と外交官たち
著者等紹介
金文子[キムムンジャ]
1951年兵庫県に生まれる。奈良女子大学文学部卒業。79年4月から86年3月まで同大学文学部助手。98年4月から現在に至るまで、同大学学生相談室勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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