内容説明
古代ヨーロッパの辺境から、大英帝国の繁栄・衰退を経て、世界の金融都市として蘇ったロンドン。英国2000年の歴史と、自由と人権、平和を求めてたたかった人びとの歴史が刻まれたロンドンの街角を、在英30年の著者とともに訪ねる。
目次
1 英国とロンドンの素描
2 異民族支配の一五〇〇年
3 国家アイデンテイティーの確立
4 清教徒革命と王政復古
5 奴隷貿易から産業革命へ
6 ナショナリズムと自由・平等
7 政治・社会改革の時代
8 二つの世界大戦
9 福祉国家・世界都市へ
著者等紹介
中村久司[ナカムラヒサシ]
1950年、岐阜県生まれ。岐阜県立斐太実業高校電気科卒業後、名古屋税関に就職。1975年に税関を辞めて渡英し、日英を往来の後、1988年からイギリスのヨーク市に永住。1994年、ブラッドフォード大学で日本人初の平和学博士号取得。在職中、英国の二つの大学で国際教育プロジェクトを担当。2008年、日本国外務大臣表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なむさん
7
ロンドンで2年くらいブラブラしていたのですが、スーパー行くとき前を通っていた謎の建物が情報機関(意味深)だったり、職場の目の前で〇体が絞首刑に遭っていたり、なんとなく付けてたポピーの花の意味とか、あちこちに結構ある銅像やレリーフのエピソードとか、歴史が生まれた・世界が動いた場所だらけのロンドンはやっぱりすごいと感動し、また行く事があったら意味をきちんと分かったうえで敬意を示しながら巡りたいと思いました。深めのロンドン情報を教えてくれた著者にも敬意を、そして経歴にも興味が沸いたので、関連書籍も読みたいです。2024/05/06
ちや
5
あんまり観光という感じじゃなかった 2019/04/14
コウトク
1
イギリスに行くことになり、イギリスやロンドンの本を片っ端から探して辿り着いた一冊。作者はイギリスに移住した人でロンドンではなくヨーク在住とのこと。しかし、ロンドンについてとても詳しく、歴史やロンドンのいろいろな場所がわかりとてもおもしろかった。ロンドンに行った後にも振り返りの意味でも読み返してみたいと思う。なかなかの良本だと思う。2022/08/06
サラ
1
史料として2017/03/04
bvbo
1
☆☆2015/01/29