目次
1 沖縄戦―沖縄に刻まれた戦争(ひめゆり学徒が体験したこと;“日米最後・最大の戦闘”―沖縄戦 ほか)
2 基地の島・沖縄(沖縄国際大学に墜落した巨大ヘリ;市民、報道陣を排除した米軍 ほか)
3 亜熱帯・沖縄の自然(琉球弧の島じま;「高島」と「低島」 ほか)
4 琉球・沖縄の歴史(日本人の起源を語る化石人骨の“宝庫”;貝塚時代から交易社会の時代へ ほか)
5 沖縄の暮らしと文化(沖縄のことば;地名と家と街 ほか)
著者等紹介
梅田正己[ウメダマサキ]
1936年、佐賀県に生まれる。高文研前代表。1981年から沖縄大学との共催で、平和学習としての沖縄修学旅行の道筋をつける「沖縄セミナー」を実施(93年からは高文研単独)。50冊を超える沖縄関連書を企画・編集・出版
松元剛[マツモトツヨシ]
1965年、沖縄県に生まれる。琉球新報社編集局次長兼報道本部長。政経部記者、編集委員として普天間飛行場問題、日米地位協定改定キャンペーン、米軍再編など計9年間基地報道にたずさわる
目崎茂和[メザキシゲカズ]
1945年、新潟県で生まれ、東京で育つ。三重大学名誉教授、WWFジャパン評議員。東京教育大学大学院で地理学を専攻後、琉球大学、三重大学、南山大学で教壇に立ち、沖縄をはじめ世界各地のサンゴ礁を調査する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
89
娘の修学旅行は新型コロナウイルス第五波の影響で今年も中止になりそうだ。夏休みの課題図書として学校から配布された本書を読んでみた。自然や言葉、沖縄戦の状況の項は良かったが、明治以降の歴史と文化の項では政府からの圧力に対してのやや偏ったとみられる記述を認めた。この一冊だけでなく、他の本も参考にすべきだと感じた。2021/08/21
Hiro
4
近々沖縄に行くつもり。今までも何度か行ったことはあるがビーチと首里城に行き水族館を観て国際通りを歩きステーキを食べたくらい。歴史も戦争も基地も知らずにきた。今回は平和の礎をはじめ戦跡を中心に、大袈裟に言えば歴史と文化の旅をしたいと思う。本書は前半の2章で戦争と基地のことを詳しく教えてくれる。後半では、中国と日本本土とに引き裂かれた、日中両属という微妙な国際関係に置かれた沖縄の姿が描かれる。沖縄を理解するのに簡潔にして充分なガイドブック。特に沖縄だから意義は大きいが、本当は同種のものが各県にあってもいい。2024/02/07
BluesGilimeno
2
沖縄を旅行するにあたり読む。沖縄戦は、想像を絶するすさまじい話ばかりだ。本土を守る時間かせぎのために、沖縄で地上戦が続けられた。米軍が読谷の地に上陸してから、沖縄全体で恐ろしい、悲しいことがたくさん起こる。戦争が始まる前から生活は苦しかったが、恐ろしい戦争の後も大変なことは続く。終戦から30年近くたつまで、沖縄は日本に返還されなかった。県民の大切な土地が、米軍に奪われてしまった。米軍が起こした問題は、日本の法律で裁くことすらできない。ドイツやイタリアとは違うらしい。知らないといけないことがたくさんある。2023/08/20
Miki Shimizu
2
沖縄について、戦争、基地、歴史、自然や文化、いろいろ網羅した本。読みやすいねんけど、ところどころ難しくてわからないところがあった。写真、カラーで見たかったなー。2016/06/19
USA
1
沖縄について戦争kら文化、自然といろいろ知れる一冊。 最初の戦争の章は重いが歴史を学ぶ重要性を感じた。2019/01/15
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- 和書
- 通読ギリシア神話