内容説明
日清戦争で最多の「戦死者」を出したのは、日本でも清国でもなく朝鮮だった―。日本でひた隠しにされてきた日本軍最初のジェノサイド作戦の歴史事実を、日韓の共同研究にもとづき、新史料を交え、生々しく伝える!
目次
1 日清戦争をめぐる歴史の記憶(日清戦争についての日本人の記憶;日本軍の第一撃がなぜ「朝鮮王宮占領」だったのか ほか)
2 東学農民戦争はどうして起こったのか(「東学」とはなにか;朝鮮への偏見が生んだ東学「邪教」観 ほか)
3 日本軍最初のジェノサイド作戦(朝鮮全土でわき起こった東学農民軍の再蜂起;川上操六の「悉く殺戮」命令―殲滅作戦の序曲 ほか)
4 東学農民戦争の歴史をあるく(歴史の現場に立つ;ビビンパの一番おいしい街と世界遺産の支石墓 ほか)
5 東学農民革命と現代韓国(光州事件のさなか、軍の中にいた私;夜学運動の先頭に立って学んだこと ほか)
著者等紹介
中塚明[ナカツカアキラ]
1929年、大阪府に生まれる。日本近代史、特に近代の日朝関係の歴史を主に研究。奈良女子大学名誉教授
井上勝生[イノウエカツオ]
1945年、岐阜県に生まれる。幕末・維新史を研究するが、1990年代後半から東学農民戦争の研究に踏み込む。北海道大学名誉教授
朴孟洙[パクメンス]
1955年、韓国・全南に生まれる。円光大学校教授。北海道大学文学研究科博士課程修了、文学博士。1980年代後半より東学および東学農民革命に関する歴史研究に取り組みつつ、現在はハンサリム運動(生命・環境運動)の指導者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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