内容説明
2011年5月3日の憲法記念日に、身に覚えのない「痴漢行為」で「現行犯逮捕」された憲法学者。自らの体験を元に、警察・検察・裁判所・メディアの「えん罪スクラム」に挑む。
目次
1 憲法学者のえん罪体験記(逮捕から釈放されるまで;激変した生活)
2 刑事手続に関する憲法上の権利(大日本帝国憲法での刑事手続;日本国憲法での刑事手続の内容;刑事手続きの現状;最近の代表的なえん罪事件)
3 捜査機関・裁判所・メディアの何が問題か(捜査機関に関して;裁判所に関して;メディアに関して;弁護士に関して―えん罪被害の悲惨さ)
4 えん罪を防ぐには(捜査機関が取り組むべきこと;裁判所に関して;メディアに関して;弁護士に関して)
著者等紹介
飯島滋明[イイジマシゲアキ]
1969年、東京生まれ。2007年3月、早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。2007年4月、名古屋学院大学専任講師、2010年4月、名古屋学院大学准教授。専門は憲法、行政法、平和学、医事法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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