内容説明
第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞受賞。基地をかかえる3県の新聞が提携・協同、基地と安保の現実を伝える“新聞の新しい試み”。
目次
はじめに 押しつけられてきた「同根の痛み」
プロローグ 基地3県はいま
1章 在日米軍基地と向き合う
2章 基地経済がもたらすもの
3章 基地あるがゆえに
4章 揺れる日米同盟
5章 変貌する自衛隊
6章 読者インタビュー
補章 沖縄問題が問うもの
年表で振り返る安保・基地問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶幸才斎
1
安保改定50年目の地方3紙合同企画であるが、掘り下げ方がもう一つかな。印象的なのは、94年、米軍の対日要求に対する検討結果に関する「安保体制というスプリンクラーは、どんな事態でも火消しをしてくれるとみんな信じている。しかし冷戦が終わって、スプリンクラーを点検するため天井裏に上がってみると、回線はずたずたに寸断されていた……。」(p.141)という記述。平時の優秀な事務官の才能とそれが作る法制度やマニュアルは、非常時には役に立たない。いまだ我々を悩ます原子力災害を思うにつけても、強く実感される悲壮な事実だ。2011/05/16
kitakama633
0
いまいち2011/06/15
健康平和研究所
0
沖縄だけでなく佐世保や横須賀の米軍基地を学んだ2018/04/23