内容説明
一夜にして10万人が命を奪われ、100万人が焼け出された東京大空襲とは、何だったのか?60年を経て、なお癒えぬ体と心の傷の深さを、カメラと、生き証人の証言を通して伝える。
目次
1 今も残る空襲の痕跡
2 爆撃と炎に傷ついた人々の痛み
3 心に残る肉親への思い
4 「生かされたもの」の責任を背負って
5 ついに国を訴える東京の被害者たち
6 東京空襲につながった重慶大爆撃
著者等紹介
鈴木賢士[スズキケンジ]
1932年東京生まれ。戦争中千葉県に疎開し、県立成東高校卒業後、家業(靴店)を継ぐ。戦後店を東京に移し、30歳で東京経済大学に入学、卒業。雑誌記者生活30年。在職中、50代の終わりから現代写真研究所に通い、写真を研究。日本リアリズム写真集団(JRP)会員。2005年12月、『父母の国よ―中国残留孤児たちはいま』で「平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。