内容説明
日中戦争下、華北各地で日本軍がおこなった三光作戦。毒ガスを使って約千人の犠牲者を出した「北坦事件」の実態を、生存者たちへの聞き取り、日本軍の元兵士の証言をもとに、15年の歳月をかけて再現した執念のドキュメント。
目次
第1部 北坦事件との出会い(北坦村への旅;毒ガス戦犠牲者の碑 ほか)
第2部 北坦事件の背景(近代日本の膨張主義と中国侵略戦争;日本軍の毒ガス研究 ほか)
第3部 無差別虐殺の日(臨戦態勢―事件前日(一九四二年五月二六日)
砲撃・銃撃戦―当日午前(五月二七日) ほか)
第4部 事件後―抗日戦争の勝利(強制連行された人々;事件後の北坦村)
著者等紹介
石切山英彰[イシキリヤマヒデアキ]
1960年、静岡県生まれ。現在、三光作戦調査会会員
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