内容説明
警察・検察・裁判所が一体となった、物証のない自白裁判で無期懲役の刑を受け、29年間の獄中生活を強いられた冤罪・布川事件被告・桜井昌司の魂の記録。
目次
なぜ闇の中に(待つ;訴え ほか)
父母愛する人へ(父ちゃんへの手紙;手 ほか)
季節・花・風(目くばせから;僕の正月 ほか)
いまあなたに(いま、あなたに;面会 ほか)
仮出獄(この喜びを;第一号 ほか)
著者等紹介
桜井昌司[サクライショウジ]
1947年1月栃木県塩谷郡塩谷村に生まれる。1962年4月龍ヶ崎第一高等学校に入学。同年9月同校中退。いくつかの職を転々とする。1967年10月窃盗容疑で別件逮捕、友人の杉山卓男さんと共に同年8月、茨城県北相馬郡利根町布川で起きた強盗殺人事件の犯人とされ、以後29年間、獄中で過ごす。1996年11月仮釈放で社会復帰後、利根町に住んで土木建設会社に勤務しながら、第2次再審の実現に向け活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。