感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ERNESTO
0
94年1月~翌年5月『沖縄タイムス』連載。 著者は「反自衛隊の立場です」と明らかにして取材に挑み、初回の『子供たちが本物の銃でゲーム』から物議をかもし、全国で行われていた同様の催しはなくなった。 これを著者以外に問題視しなかった事こそ平和ボケと言いたいが、その後もカメラは体験入隊や予備自衛官などを撮り、筆は自衛官側の反論や、基地労働者の反基地運動、反対しながらも勉強不足の教員の話等を書く。 建前である杉山隆男の『兵士』シリーズも全て読んだが、本書は現場により近い本音の部分だ。 2012/11/07