目次
第1章 変分学とは(例題による説明)
第2章 オイラーの方程式(第1変分)
第3章 高階導関数を含む場合
第4章 高次元の場合
第5章 横断条件
第6章 条件付き変分法(ラグランジュ乗数法)
第7章 変分法と固有値問題(ラグランジュ乗数の物理的意味)
第8章 変分学のいろいろな分野への応用
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
4
数式の変形が丁寧で、入門者にやさしい本。自然科学や工学における様々な定理とのつながりも知ることができます。参考文献の案内も丁寧です。2013/06/15
よく読む
1
16:30 駒場図書館にて読了。先生Tと学生A,B,Cの会話で進められていく。大学受験の参考書のような本。途中式は丁寧で目で追えた。変分を勉強し始めたが、いまいちよくわからない人はこれを読まれるとよろしいだろう。yとy'を独立としてよいのか、といった初歩的な疑問にも触れられ、巻末には変分法がどのように応用されているか、参考文献まで載っている。もともと変分を題材にした本は少ないので選択肢も限られる。この本は、気楽な気持ちで読める変分の貴重な本。2012/02/29