内容説明
「謎の騎手」前田長吉から「名馬」シンボリルドルフまで。「神様」の馬券哲学を形成した人と馬。
目次
第1部 忘れ得ぬ競馬人たち(11戦全勝の名牝クリフジと謎の騎手=前田長吉;ガーネットに結実させた零細オーナーブリダーの意志=畑江五郎;最高の馬券指南書『日本競馬読本』を残した小説家=菊池寛;愛馬の事故死の瞬間に馬主をやめた国民作家=吉川英治 ほか)
第2部 忘れ得ぬ馬たち(サラブレッドの繊細さを強く印象づけられた=メジロボサツ;馬には競走族と繁殖族がある…を再認識させた=メジロラモーヌ;休養明け牝馬の理想的な使い方を学んだ=ヤマトサクヤ;馬の状態は刻々と変わるもの…を身をもって示した=エポロメント ほか)
著者等紹介
小笠原裕[オガサワラユタカ]
中国内蒙自治区張家口生まれ。南山大学経済学部経済学科卒。広告代理店電通のコピーライターから競馬専門誌編集長に転じた異色の経歴で、編集長時代に大川氏に大きな薫陶を受けた。のちフリージャーナリストとして大川氏の生前に『大川慶次郎回想録』を、同氏の死去後ただちに『絶筆・大川慶次郎』をプロデュース
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