内容説明
日本の歌の先駆者、その生涯を語る。
目次
わがこしかたの記(生いたちの記―「茶目三」と呼ばれ、札幌の医家で育つ;長兄、祐安と北大生、植村泰二の影響で音楽開眼―小学6年生、賛美歌を独唱する;歌手になる決意を固め、東京へ遊学―梁田貞先生の指導、学校の禁破りザルコリーに指事;海を渡ってヨーロッパへの留学の旅―ローマ、国立サンタ・チェチリア音楽院で学ぶ;異郷での恋は実らずに終わる;テノール歌手として活躍を始める;女高師で教える;茅ケ崎時代;横浜国大から昭和音大学長へ)
良三賛!ノートより(奥田良三の美しさ;奥田良三君を推薦の辞;豊かな芸術性 ほか)
対談(歌はこころで歌うものです;歌を歌うのが長生きのコツです;教育、フロンティア精神)
インタビュー 歌曲にかけた情熱の道
伴奏者の言葉(思い出の数々;一伴奏者からの献辞;伴泰の大切さを感得されて;お釈迦さまの掌の上の踊り)
ずいそう(私の想う教師像―梁田貞先生のこと;「生」への意欲と充実をもって歌い続けたい)
奥田良三年譜