内容説明
精神分裂病といえば不治の病気と思われがちであるが、周囲の理解と適切な治療さえ行なわれれば十分に社会へも対応でき復帰できる。本書では従来見捨てられがちであったこの病気に光を当て、治療と社会復帰のポイントを説いた。一方、躁うつ病は本人に病気に対する認識がないまま、病状が進展していくことが多い。この病気も家族が早く気づき、その対策を専門家に求められれば、悲劇を未然に防ぐことが可能である。本書は、治療の難しい二大精神的疾患に暖かい目を注いだ労作である。
目次
第1部 精神分裂病(精神分裂病の症状と診断;精神分裂病の原因;精神分裂病の治療と対策;社会に求められているもの)
第2部 躁うつ病(躁うつ病とは;躁うつ病の原因;うつ病;躁病)