内容説明
長蔵小屋の経営者、平野長英の辛酸極まりない一生を尾瀬の自然保護運動の困難さの中に、しっかりと適確にとらえ、崇高とも言いたいすぐれた人柄の魅力をあますところなく伝えている。尾瀬を知り、尾瀬を愛する全ての人に捧げる尾瀬挽歌。
目次
第1章 15の春
第2章 “尾瀬沼山人”
第3章 長蔵小屋への道
第4章 昔の尾瀬、今の尾瀬
第5章 尾瀬に生きた人々(武田久吉博士の『尾瀬紀行』;“山男”田辺和雄博士;“尾ゼの会”とのんちゃん;長蔵小屋の助っ人たち ほか)
第6章 戦後15年・忍び寄る自然破壊
第7章 三平峠に死す
第8章 尾瀬に生きる