内容説明
京都は変わる。今、撮っておかなければ…との思いで、町並みの撮影行脚をはじめた。そのうちに見えてきた京の建築。京には、1200年の歳月をかけて流れる公家、社寺、武家、町方、農家建築をつくってきた遺伝子があった。遺伝子は町方衆に支えられ素材を生み、職人を育て、京の町並みをつくってきた。遺伝子が伝える京の魅力。
目次
第1章 京の町並み行脚(地図との格闘;京都は打たれ強し、辛抱強し;それぞれの地域が奏でる万華鏡;洛中―日本のルーツここにあり ほか)
第2章 京の遺伝子(京には脈々と流れるものがある;フィルムが見つけた遺伝子;旦那衆と職人衆;京都に遺伝子を見た―京の玄関先 屋根の変化と瓦 ほか)