内容説明
知二郎の家は、秩父の農山村。田畑、養鶏、養蚕の仕事をする祖父母と両親と、知二郎たち兄弟妹の三世代の家族が同居。子どもたちも、家の仕事を手伝い、戦時下の時代を生きてきた。空襲されるようになっても、日本が、負けるはずがないと信ずる、あの時代の子どもと大人を、あたたかい目で、くっきりと描いている創作童話。小学生中学年より。
著者等紹介
神田琴二[カンダコトジ]
昭和9(1934)年埼玉県秩父郡大田村大字太田四九(現、秩父市大字太田四九)に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。公立中学校教員を平成7(1995)年3月定年退職。現在、埼玉県緑の推進員。埼玉県立自然史博物館友の会理事。秩父市文化団体連合会理事。「草笛」同人。日本児童文学者協会会員
石橋城呉[イシバシセイゴ]
植物を描く会(水彩)・草木花あそびの会、秩父言葉を楽しむ会、等を主宰
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