内容説明
本書の構成は、第１部ではこれまでのメンタルマップ研究を、歴史的展開と具体的研究の成果から紹介していく。第２部では「名古屋ＳＴＯＲＹ」と題して定点観測的にメンタルマップを考察する。ここでは「見える街」と「見えない街」というサブタイトルのもとに、メンタルマップ研究の新しい可能性を探る。
目次
第１部 メンタルマップ研究の発展と成果（メンタルマップ研究の発展と視点；都市空間のメンタルマップ；広い地域のメンタルマップ；メンタルマップの発達と変化）
第２部 名古屋ＳＴＯＲＹ―「見える街」と「見えない街」―メンタルマップ研究の可能性を探る（私的な「見える街」からパブリックな「見える街」へ；名古屋の「見える街」と「見えない街」；名古屋のメンタルマップ）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
晩鳥
2
メンタルマップとは実際の地図ではなく、頭の中に思い描く地図のこと。本書は2部構成になっており、1部ではメンタルマップ研究の展開について、2部では名古屋を舞台にメンタルマップに関する考察が書かれている。この分野の入門としてとても分かりやすい。2部に名古屋の街を筆者の視点で述べた文があるが、私としてはこうした「街の語り」に興味がある。2022/02/27
t
0
△メンタルマップに至る学問の流れ、メンタルマップの問題点等が書いてある前半がためになる。2011/06/11
