けやきの創作童話
ふじ子の門出

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784874526798
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

『ふじ子の門出』には、「夏のできごと」「青風号の出征」「水車小舎」「ふじ子の自転車通学」「兄さんは、帰ったけれど」「ふじ子の門出」と、六つの作品が収められています。どの作品も、ひとつの作品として読めるものですが、この連作を通して読むと、戦時下・戦後、秩父の山村で育つふじ子の、けなげな姿が、くっきりと描かれています。大家族の中で、食糧不足、物不足の中で、遠路自転車通学するふじ子、それをあたたかく見守る家族。静かに、反戦を訴える作品集でもあります。

著者等紹介

斎藤藤枝[サイトウフジエ]
1931(昭和6)年埼玉県秩父郡東秩父(槻川)村に生まれる。1950(昭和25)年埼玉県立小川高等学校卒業。同年から1992(平成4)年まで小学校教員を勤める。共著に〈先生のとっておきの話〉埼玉編2『先生おれまいったよ』同埼玉編3『ぬすんだのは ぼくじゃない』(ポプラ社刊)がある。1992(平成4)年秩父児童文学の会に入会、『草笛』誌(年一回発行)に8編発表。秩父文化の会会員、『文芸秩父』に創作民話三編発表

黒田祥子[クロダショウコ]
栃木市の生まれ、埼玉大学教育学部美術科卒業後、大宮市内の小学校で図工専科の教員を勤め、現在は、画家として活躍。さし絵は、主として『子ども世界』、朝日新聞埼玉版に発表。楽しい画風は、子どもたちに人気がある。第1回『子ども世界』童画賞受賞。作品には『母さんの消えた時間』『紅赤ものがたり』『みどりのしずくを求めて』『ヨメさんがほしい』『ゆめうらない』『はなかげさん』『さくでんさんの笑い話』『百万石ふしぎ話』けやき書房刊、『先生おれまいったよ』ポプラ社刊ほか、多数。児童文化の会・会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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