日本民俗生業論

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  • サイズ A5判/ページ数 511,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784874490938
  • NDC分類 384.3
  • Cコード C3039

内容説明

海・山や里にそれぞれ生業(なりわい)がある。農や漁の技のなかに民俗の知恵を読み取る。

目次

民俗学における生業研究史―サブシステンスという見方
1 複合生業論という方法(複合生業論とは何か―民俗文化類型論批判;一年の暮らしと複合生業―農家日誌の分析から;人生の折り目となる一年と複合生業―ある農家の昭和二十六年;一世代の暮らしと複合産業―三〇年に及ぶ農家日誌の分析から)
2 海・山・里・町の複合生業(海の生業戦略―「百姓漁師」という生き方;海の生業類型―「百姓漁師」と「漁師百姓」;磯根の生業戦略―アマ論・再考;山の複合生業―「畑作文化」とは何か;里の複合生業―山との関わり;町の生業戦略―魚屋の商売と技術;町と在―町衆としての魚屋)
3 水田の複合生業(「水田」とは何か―水田の多面的利用と民俗知;水田漁撈から水田養魚へ―魚類のドメスティケーションと稲作の関係;水田の魚は誰のものか―エコ・コモンズとしての水田)
4 複合生業論と現代(「遊び仕事」とは何か―労働論との融合;文化資源としての水田漁撈―地域おこしの現場から;復活する「田んぼの魚捕り」―現代社会のなかの水田漁撈)

著者等紹介

安室知[ヤスムロサトル]
1959年、東京都生まれ。筑波大学大学院環境科学研究科修了。博士(文学)。熊本大学文学部(助教授)、国立歴史民俗博物館研究部(教授)、総合研究大学院大学(教授)などを経て、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授および日本常民文化研究所所員。専門は、民俗学(生業論・環境論)と物質文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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