内容説明
急激な社会変化の波に翻弄され、「個」を糾合せしめる力や方途を失いがちな今日、人びとの間の「つながり」を紡ぐ上で「講」の果たしてきた役割を改めて捉え返し、「講」研究の今後を見据える論文集の第四弾。
目次
第1部 論集篇(内藤莞爾による社会学的講研究;稲荷の祭りと稲荷講―とくに子供たちの講について;秋葉講と近代神社制度;富士信仰諸派における講形態の諸相;祭祀組織研究と地縁・血縁―広島県備北地方の荒神名を再考する)
第2部 公開シンポジウム報告篇(第二回シンポジウム 「つながりを活かす人びと―講研究の可能性」趣旨及び総括;共有地を持つ講―東京・群馬のオイヌサマ講を事例に;在地の人びとをつなぐ代参講―尾州鷹羽講を事例に;講組織縮小という選択―能代龍王講を事例に;近代における契約講の変化―宮城県大崎耕土の事例から)
著者等紹介
長谷部八朗[ハセベハチロウ]
1950年生れ。駒澤大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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