内容説明
人びとの孤立化・無縁化が進み、互いを繋ぐ場を見失いがちな今日、先行研究を検討しつつ、日本社会における「講」の多様な活動実態に光を当て、それらの果たしてきた役割を改めて問う論文集の続刊。
目次
1 堀一郎の講理論(堀一郎の宗教・信仰史論と「講」―「日本宗教史」論の視座から)
2 講の結集、維持、変遷の諸相(日本仏教における講の展開―浄土真宗の事例を中心に;明治初年の神宮教院・神宮教会と神風講社;講を継承するしくみと工夫―尾州鷹羽講の組織と運営;法を嗣ぐ在俗行者―近代期における尾張儀覚系を例にみる御嶽講の結集原理;大岳講に関する一考察―札の置き場の検討を中心に;講の社会的位置づけの変遷、および講研究の射程に関する一考察)
3 講的集団、あるいは講周辺の諸相(近世における高野山参詣意識―頼慶筆『高野山縁起』を参考に;近代神社の講的組織―気多講社を事例として;稲荷信仰の講と祭り;集落の再編―ショウキサマ祭祀の継承;奥山半僧坊信仰の変遷―講と漁業史の視点から)
著者等紹介
長谷部八朗[ハセベハチロウ]
1950年生れ。駒澤大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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