内容説明
戦前、柳田国男、もしくは関敬吾の元に報告された昔話資料群を一括して報告。それに、註解を施した資料集である。最も古くは昭和５年の採集報告に始まる。地域としては北は青森県から南は五島列島にわたる。日本民俗学出立以前の学術資料である。
目次
能登昔話採訪ノート
兵庫県城崎郡・美方郡昔話
群馬県利根郡・岐阜県郡上郡・福井県大野郡石徹白村
新潟県南蒲原郡・鹿児島県大島郡ノート
川越地方昔話
大分県宇佐郡宇佐町昔噺集
雑誌「旅と伝説」柳田国男特輯（昔話号）前後
雑誌「旅と伝説」（昔話特輯号）前後
雑誌「昔話研究」前後
江頭源次報告ノート
著者等紹介
野村純一［ノムラジュンイチ］
１９３５年東京に生まれる。１９５７年国学院大学文学部卒業。岩倉高等学校教諭、国学院大学兼任講師を経て、１９６６年国学院大学専任講師。助教授を経て、１９８１年教授。文学博士
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感想・レビュー
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郁丸
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どのような資料が、どのような理由で未採択であったのか興味を持った。新潟県民俗学会の創始者、小林存氏の投稿も未採用であったようだ。存氏の「ムカシ」と「ハナシ」の区別が興味深い。未採択の原稿から、日本全国の民俗学徒たちの熱い思いが伝わって来た。2014/11/09
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- 和書
- ああ！五郎 偕成社文庫
