内容説明
広島大学ヨーロッパ中世研究会の、数年来の「中世ヨーロッパ文化の多元性」に関する共同研究の一環。「中世ヨーロッパにおける愛の諸相」という課題に取り組み、「女と男」に焦点をあててその成果をとりまとめ、シリーズの第7集として刊行。
目次
トマス・アクィナスによる幻の『雅歌注解』―『聖書』の中の男女の愛
アングロ=ノルマン期イングランドにおける女と男
チョーサーの『善女伝』に見る女と男―女性像の曖昧性について
チョーサーの作品における男を支配する女たち―グリセルダとバースの女房の場合
フランス中世文学にみる女と男
著者等紹介
水田英実[ミズタヒデミ]
1946年生。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
山代宏道[ヤマシロヒロミチ]
1946年生。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
中尾佳行[ナカオヨシユキ]
1950年生。広島大学大学院博士課程後期単位取得退学、博士(比較社会文化)。広島大学大学院教育学研究科教授
地村彰之[ジムラアキユキ]
1952年生。広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
原野昇[ハラノノボル]
1943年生。広島大学大学院文学研究科博士課程中退、パリ大学文学博士(DL)。放送大学客員教授、広島大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
宗教と神学: トマス・アクィナス 雅歌 聖書 神の愛 寓意 社会制度: アングロ=ノルマン期 封建制度 貴族 戦士 政略結婚 持参金 婚姻契約 男女関係と愛: 結婚制度 宮廷風恋愛 倫理 忠誠 裏切り 愛の掟 恋愛の理想 恋愛の悲劇 自己犠牲 文学と作家: ジョフリー・チョーサー 『善女伝』 『トロイラスとクリセイデ』 ディドー クリセイデ グリセルダ バースの女房 権力と支配: 女性の従属 権力構造 政治的同盟 文化と文学の表現: 寓意と象徴 文学作品 騎士道文学 女性像の曖昧性 愛の表現 社会的規範2025/02/15