内容説明
本研究では、綴り方教師の典型として東京高等師範学校附属小学校訓導であった芦田恵之助を取り上げる。まず、芦田の教師としての成長過程を明確にする意味から、芦田が東京高等師範附属小学校に勤務していた時代を中心にして、当該時期に執筆した著書、雑誌論考を資料として研究を進める。資料を分析する際には、トピックセンテンスに着目する他、芦田が何を価値づけていたのか明確にするため文末表現のムードも考え合わせていく。
目次
序論 研究の目的
1部 問題の所在と解釈の枠組(先行研究と研究方法;解釈の枠組)
2部 芦田恵之助の教育者的堪能の形成と成立(教育者的堪能の形成と成立―綴り方教師修養論の変容;教育者的堪能の本質―綴り方教師修養論の内容;綴り方教授文章観)
結論 成果と展望
著者等紹介
桑原哲朗[クワバラテツオ]
昭和34年3月新潟県長岡市に生まれる。昭和56年3月東京学芸大学教育学部卒業。平成6年3月上越教育大学大学院教科・領域教育専攻言語系コース(国語)修了。平成15年3月兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了。博士(学校教育学)。現在、新潟県妙高村立大鹿小学校教頭、上越教育大学非常勤講師
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