内容説明
本書は、平成11年度~13年度文部科学省科学研究費補助金により進めてきた「自動車製造業の部品相互補完生産システムに関する調査研究」の研究成果をもとに、ASEAN諸国で構築された自動車部品相互補完システムの実態を明らかにするとともに、そのあるべき姿と管理方法を考察し、グローバリゼーションのもとでの管理技術の移転と構築について著したものである。
目次
第1章 グローバリゼーションの下での管理技術
第2章 ASEAN圏域における相互補完生産システム―歴史的経緯と機能
第3章 国際分業と生産物流ネットワークシステムの設計
第4章 相互補完システムの輸送モデルと生産・輸送指示モデル
第5章 新しい価値創造を競争力とする管理システムの構築
付録A ASEAN諸国における相互補完生産システムの実情
著者等紹介
平木秀作[ヒラキシュウサク]
1942年中国東北部(旧満州)承徳市に生まれる。1964年広島大学工学部工業経営学科卒業。1966年広島大学大学院工学研究科修士課程修了。広島大学工学部助手、経済学部助教授を経て。1983年~現在、広島大学経済学部教授経営情報論担当。工学博士
市村隆哉[イチムラタカヤ]
1938年東京都千代田区に生まれる。1963年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。1965年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1968年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学理工学部助手、日本大学商学部講師、助教授を経て。1985年~現在、日本大学商学部教授生産管理論担当
片山博[カタヤマヒロシ]
1947年岡山県に生まれる。1970年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。1972年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1975年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。福島大学経済短期大学部助教授、同経済学部助教授、早稲田大学助教授を経て。1988年~現在、早稲田大学理工学部教授、生産管理学担当。博士(工学)
石井和克[イシイカズヨシ]
1951年山梨県に生まれる。1975年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。1977年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1983年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学理工学部助手、金沢工業大学講師、助教授を経て。1988年~現在、金沢工業大学教授マネジメントシステム特論担当。工学博士
加茂紀子子[カモキネコ]
1968年静岡県に生まれる。1991年立教大学経済学部経済学科卒業。1993年立教大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了。1997年日本大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。日本大学商学部助手、講師を経て。2002年~現在、日本大学商学部助教授。テクノロジー・マネジメント担当
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