目次
1 単元「夢を開く」―「開かれた学習」をめざして(第一学年・十五時間)
2 単元「宮沢賢治の世界へ」―「調べ学習」をこう組織する(第一学年・十七時間)
3 単元「ことばをみつける―絵本による創作」―想像力・創作力を育てる(第一学年・十五時間)
4 単元「生きることの意味」―往復感想で伝え合う力を育てる(第一学年・十三時間)
5 単元「『少年H』の時代」―生きる力と対話能力を育てる(第二学年・十四時間)
6 単元「夢を支える人々」―総合的な学習と関連した単元づくり(第二学年・十二時間)
7 単元「現代を読む」―メディア・リテラシー教育の実践(第三学年・十五時間)
著者等紹介
遠藤瑛子[エンドウエイコ]
1942年兵庫県明石市に生まれる。1964年神戸大学大学院教育学部国語科卒業。神戸市中学校教諭を経て、現在、神戸大学発達科学部附属住吉中学校教諭。大村はま国語教室の拠点校として、国語科の教諭と共に国語総合単元学習の道をひらく。また、長年にわたって帰国子女教育にもたずさわってきた。2003年4月から同志社大学文学部非常勤講師として研究を続ける。大村はま奨励賞受賞(大村はま国語教室の会1993)、教育研究賞受賞(日本教育研究連合会2001)
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感想・レビュー
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虎哲
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以前読んだ『国語科教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ-遠藤瑛子実践の事例研究-』がきっかけで遠藤瑛子氏の実践をもっと知りたいと思い手に取った。序の浜本純逸氏の言葉にあるように「探究的な言語活動を通して国語学力を身につけさせる学習指導」が遠藤瑛子氏の実践の特徴である。単元のスタートとゴールが一直線というより、様々な学習活動を通して主題に迫るような性質がある。そんな総合単元学習の記録が7つ所収されている。生きていた時代や場所に密着した単元が多く真似して実践は出来ないが単元づくりの示唆は得られた。2019/04/19