内容説明
優奈は、大学のテニスサークルの仲間7人とともに、見知らぬ部屋に拉致された。一つだけあるドアは施錠されている。突然、壁穴から水が噴き出した。瞬く間に水位は喉元まで…。溺死を免れるには、一人が部屋に残り、ドアの開錠のスイッチを押し続けるしかない。誰が犠牲になる?人間の本性を剥き出しにした、壮絶な殺人ゲームが始まった。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年東京都生まれ。デビュー作『リアル鬼ごっこ』は、発売直後から口コミで評判となり、一〇〇万部を超える大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
琉愛
29
サクッと読めました。小学生の頃、友達に借りて読んだけど、当時内容が全く入ってこなかったのでしばらくぶりに再読。なんとなくわかっていたラスト。生と死に直面する大学生たちのお話。解説は普段読まないけれど、何か可能性や救いを求めて、読んでみたら引き込まれてなかなか面白い解説でした。2017/09/13
あいばーそん
17
謎すぎる(´Д` )結局誰が何の為に、このメンバー達を集めたか謎。最後の1人とはあと、何回繰り返せば分かるか(´Д` )うーん、山田さんの作品の中ではあまりよくないですねぇ…2013/09/18
はるまげどん
12
高校生の時に友人から薦められ、山田悠介さんにハマるきっかけになった作品。 この作品は、高校生の自分に『人間の欲深さ』を教えてくれた。 読みやすい文章。スピーディーな展開で、2時間もあれば読みきれる。ただし残酷で、非人道的で、グロい部分あり。 8人の思いやり、欲望、エゴ等すべての思いが複雑に絡み合って、段々と人間の本性が剥き出しになっていく感じが面白い。 人によって落ちとか色々気に入らないかもしれないが、「山田悠介ワールド炸裂してるな」って感じで個人的には好き。 実写化できそうだが、既視感がありすぎるか。2022/11/09
ゆるるん
12
つまらんー!(笑) 伏線を張るだけ張っておいて何も回収せずに終わりました。何故閉じこめられたのか、誰の仕業なのか。何も分からなかったです。何故かサークルの仲間と気付いたら閉じ込められてて、何故か季節は変わってて、何故か脱出するには一人ずつ犠牲にならなくてはいけなくて、何故か・・・ほとんど何も分からなかったです。内容が薄っぺらいからか、読んでて人が死んでも重みが全くなかったですし。そういえば山田悠介さんの本ってこうだったな、と思い出しました。山田悠介さんを読むなら他の本をオススメします。2013/12/18
イズム(清瀬泉夢)
11
時間がないときにサクっと読めるので、山田悠介作品は便利で読むのですが、正直ダストが良かったのでちょっとは期待したのですが・・・・正直裏切られた感はありました。まぁ逆に言うと山田悠介らしさがこちらにはあるかと・・・矛盾は多いし、一つ一つの物語が雑で感情移入がしづらいく、結局オチも物足りない。設定自体は面白いのに文章がついてきてないって感じがイナメナイって感じでした。ちょっと残念です。2013/10/29