内容説明
初の書籍!インタビュー、対談、写真etc.みっちり・ぎっしり120ページ。
目次
long interview #01 2011.3.9→20×× 入門から現在まで。そしてこれからのこと
笑福亭鶴瓶さん、今の二葉さんを見てどう思われますか?―笑福亭鶴瓶さんインタビュー
師匠とお兄さんと二豆さん―桂米二一門
小佐田先生と一対一で落語のはなし―落語作家小佐田定雄さんと
演芸写真家 橘蓮二さんが見つめた桂二葉
土井善晴先生に聞きたかったこと 伝えたかったこと
上方落語の定席 天満天神繁昌亭へ
long interview #02 1986.8.2→2010.9 生まれてから入門まで
持ちネタちょっとだけ紹介
やきそばパン先生withRの波瀾万丈。―高校時代の恩師と振り返るあの頃のこと
春風亭一花さんと 江戸と上方落語のはなし、落語界のはなし
こうしてみんなの、期待に満ち満ちる顔の前で 井戸川射子
落語 桂二葉×コント&漫才 天才ピアニスト あらためて話す芸のこと、日常のこと…
二葉×らくだ 「らくだ」ネタおろしまでの200日
ちょっといっぷく おいしいコーヒーと修さんとおしゃべり―六曜社奥野修さんと
天狗にお礼をいいに、京都鞍馬山へ―落語「天狗さし」の舞台へ
京都→大阪 “おひさしぶり”の二人を訪ねて
関西で落語を盛り上げる方々 三栄企画代表長澤利文さん、吉田食堂吉田達さん、さかいひろこworksさかいひろこさん
京都大学・落語研究会の部室訪問
二葉落語を音楽にしてみたら―「天狗さし」を譜面におこしてみた〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
15
注目前の二葉の高座に、二度触れたことがある。京都府立文化芸術会館、師「桂米二の会」の前座。二十代前半かな、大卒で入門直後というところか。ところが、この本で生年月日を見ると、当時三十路だったと知り驚く。その時のネタは失念したが、本寸法の古典を演じ、不思議と違和感がなかった。男性に寄せるでもなく、女性風の新作を演じるでもなく。師米二は、彼女はいずれ「化ける」と予言していたそうだが、的中したのは、ひとえに師が根気強く指導したからこそ。彼女が自分を開花させることができたのは、迷った末、米二を師匠としたからこそ。2023/10/24
なー
4
すいません、落語の事を本当に何も知らないのに、探偵ナイトスクープでの二葉探偵しか知らないのに読んでしまいました。いつもシンプルだけど、一癖ある難しい格好いい服を着こなしているなあと気になっていたので。そして何故か小柄な方だと思い込んでいましたが身長が167cmあると知ってびっくり。こちらの本を読んで更にびっくり。こんな凄い人でしかもこんな格好いい清々しい人だったんだ…。嘘のない方なんだろうなあ。。私みたいのが読んですいません。2024/05/02
hiroshi
3
二葉さん、知ってました。たまたま観た「NHK新人落語大賞」の決勝「佐々木裁き」たしかにやってました。審査員の柳家権太楼師匠の批評にも、なるほどでした。女性というより子どもっぽい噺家が子どもを演じてたって印象。その翌年に優勝してたんですね。そこから“チャレンジ”企画?で、昇太・一之輔・喬太郎とも共演してたとは。まあ、でも何か突き抜けて欲しい。料理の土井善晴さんとの大阪弁についてな話が良かった。関西圏の空気が、知らない自分に心地よい。2023/09/22
うしろや
2
単行本ではなくて雑誌みたいな感じ。ファンは買うとして落語好きもぜひ買いなはれ。売れたら次出た時に値が下がるかもしれんので。 NHKの新人賞?獲る以前から注目はしてたけどこの速さで売れるとは思ってなかった。 子どもの頃から今に至るまでのエピソードや彼女の会いたかった人との対談等々、あれこれ知れて楽しい。とりわけ戸川純!半分以上は戸川純が話してて、内容がない(笑) 落語家個人の内容なんか必要ないんだ。ご意見も道徳も不要で寄席でのお行儀なんか落語家に教えてもらいたくないぞ。気楽に行けないから客が入らんのだ。2023/07/07
神戸山
1
恥ずかしながら遅駆けのニワカ二葉ファン。彼女の「まっすぐ」「強気に」「公平に」「自分全開」なのに「滅私の末のパラドックス」技芸は華があり、痛快で、小気味いい。その抜群のワードセンスは、ご両親✕『大阪ことば辞典』(牧村史陽)✕高校時代のヤンチャ同級生の掛け算の賜物か。ファンにはたまらない濃厚オススメ本。京阪神エルマガジン社 村田恵里佳のスマッシュヒット(≧∇≦)b2024/04/20