内容説明
持ち物はケータイカメラと花ばさみだけ。堺市で70年続く花道みささぎ流家元が大阪のあちこちを歩いて出逢った草花や果物を使い、即興で作品を制作、カメラに収めた。高価な花材でなくとも、路傍の草花やときには造花でさえその言葉に耳を澄ませば、みな等しく語るべきストーリーを持っていた。なんでもない日常の中にも美しさを見いだす珠玉のフォトエッセイ集。
目次
春(タンポポ;ナノハナ;マツ ほか)
夏(アジサイ;ショウブの葉・ウキクサ;カラー ほか)
秋(ゲッカビジン;ザクロ;ハゲイトウ ほか)
冬(ツバキ;サザンカ;ゴヨウマツ; ほか)
著者等紹介
片桐功敦[カタギリアツノブ]
1973年大阪生まれ。華道家。「主水書房」主宰。1998年大阪府堺市のいけばな流派、花道みささぎ流家元を襲名し現在に至る。2005年より堺市にて「主水書房」を設立、運営。「主水書房」では日本家屋の特性を活かした独自の企画展や出版活動を展開。アーティストと丁寧に組み上げる展覧会や造本に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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