内容説明
新しい元号に「和」が戻った。「和」を重んじ競争を嫌う日本文化に、実力主義や経済格差が入り込み、歪みが生じている現代をどう生きていけば良いのか。その道標となる書。
目次
1 「きれいずき」の原点―無自覚で神道文化の中に生きてきた
2 「みそぎの功罪」―恨みを残さず、水に流して出直すのは美徳だが、忘れっぽいのは困ったことではないのか?
3 「内向き文化」の宿命―「身内」が先、「よそ者」は後
4 日本社会は「水利共同」が原点
5 「筋肉文化」の支配―日本だけがなぜ遅れる「男女共同参画」
6 謙譲文化の光と影
7 「令和」は改めて「和」を強調する
8 隠居文化と戦え
著者等紹介
三浦清一郎[ミウラセイイチロウ]
三浦清一郎事務所所長(生涯学習・社会システム研究者)。米国西ヴァージニア大学助教授、国立社会教育研修所、文部省を経て福岡教育大学教授。この間フルブライト交換教授としてシラキューズ大学、北カロライナ州立大学客員教授。平成3年福原学園常務理事、九州共立大学・九州女子大学副学長。その後、生涯学習・社会システム研究者として自治体・学校などの顧問を務めるかたわら月刊生涯学習通信「風の便り」編集長として教育・社会評論を展開している。福岡県生涯学習推進会議座長、福岡県社会教育委員の会議座長、中国・四国・九州地区生涯学習実践研究交流会代表世話人などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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