内容説明
コミュニカティブ・アプローチの根底にある教育理念を批判的に考察し、ことばの教育とコミュニケーションについて考える。
目次
第1部 コミュニカティブ・アプローチ理論編(コミュニカティブ・アプローチをめぐって―ポスト・コミュニカティブ・アプローチがめざすもの;ポストメソッド時代の言語教育デザイン―応用言語学の視点と原理に基づく言語教育)
第2部 言語教育政策分析編(ことばの活動によるコミュニケーションとその教育の意味―欧州評議会における言語教育政策観の推移から;言語教育政策における「コミュニケーション」を考える)
第3部 言語教育実践編(第二言語学習者が教室で「わたし」を語るとき―日本で学ぶ大学院研究留学生の事例から;戦争の記憶を読む・語る―批判的メタコミュニケーション意識と意味の協働構築へ向けて;コミュニケーションの「デザイン者」をめざして―「デザイン」概念に根ざしたデジタル・ストーリーテリング実践;越境を支えるビジネス日本語教育―ポスト・コミュニカティブ・アプローチの就職支援)