内容説明
高等学校における複数の外国語の必修化を目指して。日本、世界の多言語教育について理念と実態を紹介。日本での多言語教育の実現に向けて、具体策を提案。7言語による「第2の外国語」学習指導要領(案)を提示。
目次
第1部 多言語教育の理念(豊かな多言語世界のための6つの論点;公教育における多言語教育;企業のグローバル人材育成と多言語主義)
第2部 世界における多言語教育の実態(ドイツ―「共存力と競争力」育成の複数外国語教育;フランス―豊富な言語のレパートリー;スペイン―英語・国家語・地域語のせめぎあい;ロシア―多様な外国語教育の伝統と現代的課題;韓国―理念と現実のはざまで;中国―国家の人材育成のための外国語教育;エジプト―イスラーム文化圏における複数外国語教育の試み;英語圏―英語国民も多言語時代だ)
第3部 日本における多言語教育の実態(高等学校の多言語教育の現状―政策の貧困と現場の努力;高校生の意識―英語だけではもの足りない)
第4部 日本における多言語教育の実現に向けて(教育課程編成―学習指導要領上の位置づけ;教員の人事・採用および養成―複数教科担当教員制を中心に)
第5部 多言語教育推進のための提言と学習指導要領案(外国語教育と「考える力」―「提言」と「第2の外国語学習指導要領案」の特徴)
著者等紹介
森住衛[モリズミマモル]
大阪大学名誉教授、桜美林大学名誉教授。元大学英語教育学会会長、前日本言語政策学会会長。専門は、英語教育学、言語文化教育学、外国語学
古石篤子[コイシアツコ]
慶應義塾大学名誉教授。前日本フランス語教育学会会長。専門は、フランス語教育学、言語教育政策、フランス言語学
杉谷眞佐子[スギタニマサコ]
関西大学名誉教授。専門は、ドイツ語教育学、言語教育政策、異文化コミュニケーション論
長谷川由起子[ハセガワユキコ]
九州産業大学国際文化学部准教授。朝鮮語教育学会世話人代表。専門は、韓国語教育学、韓国語学、音声学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Nobu A