リテラシーズ叢書<br> 異文化間教育とは何か―グローバル人材育成のために

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リテラシーズ叢書
異文化間教育とは何か―グローバル人材育成のために

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874246733
  • NDC分類 371.5
  • Cコード C3080

出版社内容情報

グローバル時代に必要なのは、英語が使える日本人ではなく、真の異文化間能力をそなえた人材である。日本、フランス、イギリス、カナダの研究者たちが異文化間(インターカルチャー)教育の課題と人材育成との関連を明らかにする。

グローバル時代ということで,世をあげていろいろなところで,いろいろな人が「異文化間」ということばを使っているが,本書で「異文化間教育とは何か」を改めて問うのには,3つの理由がある。1つ目は,「異文化間教育」あるいはそれと深く関係している「異文化間能力」が,意図的もしくは非意図的にしばしば偏った意味で使われているからである。(略)2つ目の理由は,現状では「異文化間教育」や「異文化間能力」の重要性が十分に認識されていないからである。そのため,教育の現場であいかわらず言語能力偏重の教育が行われていて,異文化間教育が軽視されている。(略)残り1つの理由は,現代社会における異文化間教育のあるべき姿を明確にするためである。(略)現時点における異文化間教育の意義は何か。立ち位置はどこにあるのか。改めて問うてみる必要がある。(「はじめに」より)

はじめに(大木 充)

▼第1部 ことば・文化・アイデンティティ▼
[序]今,なぜ「ことば・文化・アイデンティティ」か(細川 英雄)

第1章
異文化間教育とは何か(フランシス・カルトン)

第2章
「共に生きる」社会形成とその教育―欧州評議会の活動を例として(福島 青史)

第3章
ことば・文化・アイデンティティをつなぐ言語教育実践(細川 英雄)

▼第2部 言語教育から異文化間へ▼
[序]異文化間教育はどのように生まれたか(西山 教行)

第4章
複数文化と異文化間能力(ダニエル・コスト)

第5章
複言語能力の養成―大学の国際化の挑戦と課題(ダニエル・モーア)

第6章
間を見つける力―外国語教育と異文化間能力(姫田 麻利子)

▼第3部 異文化間と人材育成▼
[序]異文化間教育と市民性教育・グローバル教育(大木 充)

第7章
異文化間市民教育―外国語教育の役割(マイケル・バイラム)

第8章
グローバル教育の立場から見た異文化間と人材育成(ケイツ・キップ)

第9章
継承語・継承文化学習支援と異文化間教育の実践(落合 知子)

あとがき(西山 教行)

【著者紹介】
西山 教行(にしやま のりゆき)
京都大学人間・環境学研究科教授。明治大学大学院博士後期課程満期退学。ポール・ヴァレリー大学専門研究課程(DEA)修了。専門は、言語教育学、フランス語教育学、言語政策。主著に、『マルチ言語宣言―なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』(共編、京都大学学術出版会、2011)、『複言語・複文化主義とは何か―ヨーロッパの理念・状況から日本における受容・文脈化へ』(共編、くろしお出版、2010)、『「グローバル人材」再考』(共編、くろしお出版、2014)等がある。

細川 英雄(ほそかわ ひでお)
早稲田大学名誉教授、言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイア主宰。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(教育学)。専門は、言語文化教育学、日本語教育学。主著に、『日本語教育と日本事情―異文化を超える』(明石書店、1999)、『研究活動デザイン―出会いと対話は何を変えるか』(東京図書、2012)、『複言語・複文化主義とは何か―ヨーロッパの理念・状況から日本における受容・文脈化へ』(共編、くろしお出版、2010)、『実践教育は何をめざすか―日本語教育における実践研究の意味と可能性』(共編、ココ出版、2014)等がある。

大木 充(おおき みつる)
京都大学名誉教授(人間・環境学研究科外国語教育論講座)。パリ第八大学博士課程修了、第三課程博士(言語学)。専門は、外国語教育学、動機づけと異文化間能力の養成、e-Learningの研究と教材作成。主著に、『フランス人の身ぶり辞典』(共著、くろしお出版、1985)、『フランス語とはどういう言語か』(共編、駿河台出版社、1993)、『日本語とフランス語―音声と非言語行動』(共著、くろしお出版、2001)、『マルチ言語宣言―なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』(共編、京都大学学術出版会、2011)、『「グローバル人材」再考』(共編、くろしお出版、2014)等がある。

内容説明

「共に生きる」社会の構築に必要な異文化間(インターカルチャー)能力とは。日本、フランス、イギリス、カナダの研究者たちによる熱き異文化間教育論。

目次

第1部 ことば・文化・アイデンティティ(今、なぜ「ことば・文化・アイデンティティ」か;異文化間教育とは何か;「共に生きる」社会形成とその教育―欧州評議会の活動を例として;ことば・文化・アイデンティティをつなぐ言語教育実践)
第2部 言語教育から異文化間へ(異文化間教育はどのように生まれたか;複数文化と異文化間能力;複言語能力の養成―大学の国際化の挑戦と課題;間を見つける力―外国語教育と異文化間能力)
第3部 異文化間と人材育成(異文化間教育と市民性教育・グローバル教育;異文化間市民教育―外国語教育の役割;グローバル教育の立場から見た異文化間と人材育成;継承語・継承文化学習支援と異文化間教育の実践)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

1
「異文化社会」「多文化共存」「グローバル人材」「地球市民」等等。これらの単語を最近見ない日はないと言ってもいいくらい。しかし、実際によく分かっていないと思い、手にした購入本。第二言語習得の焦点が中間言語へと移行したのと同じように異文化教育から異文化間教育へ移る。言語・文化間を繋ぐ人材育成が境界に目が行きがちだが、学習者の間への気づきに教員がどんな関わりをし、何ができるか。学習者中心の体験型アプローチや複言語能力の養成の必要性を問う。教師として自分も変わらなければと痛感させられる一冊。でも、容易ではない。2015/11/23

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