人はことばをどう学ぶか - 国語教師のための言語科学入門

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人はことばをどう学ぶか - 国語教師のための言語科学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874246658
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C1081

出版社内容情報

認知能力との関係で言語を分析する認知言語学の観点から、関連諸科学の知見を積極的に提供しつつ、言語研究と国語教育の連携を図り、国語教育が思考の教育になることの理論的基盤と実践例を学術的論拠に基づいて分かりやすく論じる。

本書は、言語研究者の立場から、言語学習や言語理解に関する知見を国語教育に提供し、国語教育の教育内容と方法論の質的向上に寄与することを意図したものです。小学校の先生方にとって、言語学などという研究分野は、ほとんど縁がないものと思われているかもしれませんし、文法でいう「主語」とか「橋本文法」というようなものを研究する学問と思われるかもしれませんが、本書で取り上げる言語研究は、単なる〈ことばそのもの〉の研究というより、〈人とことばの関係〉に視野を広げた研究であり、そこから〈人はことばを通して世界をどう見るか〉〈人はことばをどう学ぶか〉という問題を取り上げて研究する研究領域です。このような観点からの研究成果は、きっと言語教育としての国語教育に有益な知見を提供することができると思われます。(まえがきより)

はじめに 言語研究と国語教育の生産的な連携に向けて

第1章 人はことばを通して世界を経験する
 第1節=ことばの体系と〈ものの見方〉
 第2節=ことばの意味に関する2つの考え方
 第3節=〈ものの見方〉の多様性
 第4節=認知機構の中の言語
 第5節=言語力についての管見

第2章 ことばを認知能力との関連で考える
 第1節=類像性─人に優しい言語構造
 第2節=目で見たように文を書く
 第3節=空間から時間への次元拡張
 第4節=大から小の原則
 第5節=メタ認知とメタ言語
 第6節=メタ言語能力

第3章 人はことばをどう学ぶか
 第1節=ことばの学習に関する2つの考え方
 第2節=スキーマとは何か
 第3節=帰納的学習と演繹的学習
 第4節=テンプレート
 第5節=話型を再考する
 第6節=協働学習と模倣学習

第4章 人はことばをどう運用するか
 第1節=推論とは何か
 第2節=言語表現における帰納的推論と演繹的推論
 第3節=第3の推論アブダクション
 第4節=反則を知らなければルールは守れない
 第5節=宣言的知識と手続き的知識

第5章 国語教育と関連領域との共生
 第1節=関連領域との学際関係─支援と制約の相互作用
 第2節=関連領域からの支援事例(その1)─コミュニケーション再考
 第3節=関連領域からの支援事例(その2)─間身体性
 第4節=関連領域からの支援事例(その3)─心の理論
 第5節=関連領域からの支援事例(その4)─アフォーダンス

【著者紹介】
岐阜県中津川市出身。名古屋大学大学院文学研究科博士課程中退,現在,兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。専門は,現代日本語学・認知言語学。著書に,『認知言語学への招待』(共著,大修館書店,2003年),『認知言語学論考 No. 4』(共著,ひつじ書房,2005),『国語からはじめる外国語活動』(共著,慶應義塾大学出版会,2009年),『語・文と文法カテゴリーの意味』(共著,ひつじ書房,2010), 『英語を通して学ぶ日本語のツボ』単著, 開拓社, 2012年)など。

感想・レビュー

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真黒コスモス

1
言語学の知見から「人は言葉をどう使うか」「言葉で世界をどう認識しているか」「言語を習得するメカニズム」などを説く。国語って教科はもっと型を重視していいと思うんだよな…2015/09/16

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