文法・談話研究と日本語教育の接点

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文法・談話研究と日本語教育の接点

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  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874246535
  • NDC分類 815
  • Cコード C3081

出版社内容情報

「文法、談話の研究と日本語教育を結びつける」という課題に挑んだ15人の執筆者による最新の研究成果を示した論文集。日本語学・日本語教育双方にとって示唆に富む論が満載。巻末に砂川有里子・白川博之両氏による対談を収録。

本書は、砂川有里子先生のご退職を記念して、先生にゆかりのある筆者が集まって一書としたものです。(中略)
「文法」「談話」「日本語教育」は、「日本語学」建学の最大の功労者である故寺村秀夫先生の研究を位置づけるキーワードでもあります。文法、談話の研究と日本語教育を結びつけるという課題は、「日本語学」建学以来一貫した課題であり続けています。本書に掲載された15本の論文は、15人の筆者がこの課題に挑んだ最新の研究成果です。(「まえがき」より)

第1章
補助動詞テオク―意味・語用論的特徴と学習者の問題―
佐藤琢三

第2章
「産出のための文法」に関する一考察―「100%を目指さない文法」再考―
庵 功雄

第3章
従属節の共起について―接続助詞ガ・ケド類を持つ節を対象に― 
長谷川守寿

第4章
引用句内におけるコピュラの非出現について―「〜だと思う」と「〜と思う」―
阿部二郎

第5章
文末のムード形式とポライトネス―「だろう」の機能を中心に―
牧原 功

第6章
格助詞から接続詞への拡張について―「が」「のが」「それが」―
天野みどり

第7章
非文末「ですね」―使用実態・機能・効果―
冨樫純一

第8章
学生−教員間会話における話題提供者の「ね」の使用―ポライトネスと「ね」の意味に注目して―
生天目知美

第9章
日本語の試食会におけるモダリティとエビデンシャリティの用い方―日本語母語話者と非母語話者のアメリカ人との違い―
ポリー・ザトラウスキー

第10章
論説的な文章・談話における文末表現の使われ方について―ラジオ講座のテキストと講義の対照―
渡辺文生

第11章
作文教育における文章論と日本語教育の接点―日本語学習者が書いた新聞記事要約文の文章構造分析―
木戸光子

第12章
日本語学習者の意見文に見られる列挙の文章構造の問題点―中国語母語話者と日本語母語話者の予告文を比較して―
石黒 圭

第13章
文脈から見た文末表現と主題の持続―社説に潜む対話―
アンドレイ・ベケシュ

第14章
談話終結部における文のタイプ
俵山雄司

第15章
逆接の接続詞と談話構成力の習得―日本語学習者の縦断的な作文コーパスを活用して―
砂川有里子

対談
日本語の教育と研究の間―来し方と行く末―
砂川有里子 白川博之

【著者紹介】
阿部二郎(あべ・じろう)北海道教育大学札幌校准教授
庵 功雄(いおり・いさお)一橋大学国際教育センター教授
佐藤琢三(さとう・たくぞう)学習院女子大学日本文化学科教授