出版社内容情報
これまでほとんどなされてこなかった日本と中国の理論言語学者の交流から生まれた、両国を包括した理論言語学研究の新しい展望を拓いた論文集。一般言語学にも寄与し得る学術的提言を行うことを目指した、最新の研究成果がここに。
これまでほとんどなされてこなかった日本と中国の理論言語学者の交流から生まれた、両国を包括した理論言語学研究の新しい展望を拓いた論文集。言葉の壁、理論言語学の深化の度合いの相違という壁、言語類型論的な構造上の相違という壁、以上3つの壁を超えて、一般言語学にも寄与し得る学術的提言を行うことを目指した、最新の研究成果を収録。
1. 間接受身文の事象と統語構造について
星 英仁
2. 壁塗り構文と視点の転換
岸本秀樹
3. 心理副詞の修飾構造
伊藤さとみ
4. 副詞と主語の語順から見た中国語節左方周縁部の階層構造
孙 猛・小泉政利
5. 補語形成のパラメータ化
林宗宏
6. 文法と語用のインターフェースから見た中国語疑問詞の非典型的用法
蔡维天
7. 結果補語小節の分析と小節の内部構造
沈 阳・Rint Sybesma
8. 中国語の残留目的語構文の統語生成メカニズム
潘海华・韩景泉
9. 語彙論,統語論,情報構造における中国語自動詞の項
胡建华
【著者紹介】
影山太郎(国立国語研究所所長,関西学院大学名誉教授)
沈 力(同志社大学文化情報学部教授)
内容説明
日中両国の理論言語学者による新たな交流から生まれたシリーズ第一巻。一般言語学に寄与し得る学術的提言を目指した、最新の研究成果がここに。
目次
1 間接受身文の事象と統語構造について
2 壁塗り構文と視点の転換
3 心理副詞の修飾構造
4 副詞と主語の語順から見た中国語節左方周縁部の階層構造
5 補語形成のパラメータ化
6 文法と語用のインターフェースから見た中国語疑問詞の非典型的用法
7 結果補語小節の分析と小節の内部構造
8 中国語の残留目的語構文の統語生成メカニズム
9 語彙論、統語論、情報構造における中国語自動詞の項
著者等紹介
影山太郎[カゲヤマタロウ]
国立国語研究所所長、関西学院大学名誉教授
沈力[シンリキ]
同志社大学文化情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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