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児童文学批評の新地平
現代児童文学を問い続けて

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784874245361
  • NDC分類 909.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

現代日本児童文学批評の第一人者でもあり、児童文学作家でも知られる著者が、現代児童文学50年の発展及び、「書く」ということを振りかえる評論集。書きおろし「新しい戦争児童文学」をふくめた26篇を収録(シリーズ第一巻)。

現代日本児童文学批評の第一人者でもあり、児童文学作家でも知られる著者が、現代児童文学50年の発展及び、「書く」ということを振りかえる評論集。書きおろし「新しい戦争児童文学」をふくめた26篇を収録(シリーズ第一巻)。

I 児童文学を書くとはどういうことだろう
1 童話の世界と子どもの世界
2 「生きる」意味・原風景・民話的想像力
3 子どもに向かって書くことと自己表現--自分をふりかえりながら、自己表現・自己形成と子ども感覚、さらに児童文学の今後を考える

II 現代の日本児童文学はどのように歩んできたか
4 不振停滞と慢性的不況ほか
5 童話・小説の流れ その問題点
6 現代日本児童文学の中の子ども像

III 人・その仕事・その課題
7 社会的、文化的に子どもを発見した豊かな収穫--瀬田貞二『落穂ひろい--日本の子どもの文化をめぐる人びと』
8 新美南吉作品の「毒」と子ども観
9 『国分一太郎文集10 子どもたちへ』を読んで
10 石井桃子における市民主義
11 『天使で大地はいっぱいだ』解説
12 今江祥智『海の日曜日』再読
13 斎藤隆介初期短編おぼえがき
14 北斗へのおいめ--神沢利子論の入口
15 安藤美紀夫の仕事をふりかえる--子どもの人権と子どもの論理
16 来栖良夫が残した幾つかの課題
17 あまんきみこメモ
18 宮川ひろの世界

IV 社会へ--読書運動・教科書問題・子どもの権利・戦争と平和
19 代田昇と初期日本子どもの本研究会の運動--その時代と代田の読書教育論・運動論
20 教科書--その矛盾
21 教科書攻撃問題
22 「チイ兄ちゃん」ののった教科書のこと
23 「今」を十分に生きる--子どもの権利条約第三一条を中心に
24 準備の子ども観
25 戦争体験の語り継ぎと思想化
26 「新しい戦争児童文学」を求める

【著者紹介】
古田足日(ふるたたるひ)
児童文学作家、評論家。元日本児童文学者協会会長。元山口女子大学教授。
1927年愛媛県生まれ。早稲田大学露文科中退。在学中、早大童話会に入り、児童文学創作と評論を始める。主な児童文学作品に『宿題ひきうけ株式会社』『モグラ原っぱのなかまたち』『大きい1年生と小さな2年生』『おしいれのぼうけん』、評論に『現代児童文学論』『子どもを見る目を問い直す』などがある。

内容説明

現代児童文学の50年の歩みと「書く」とは何かを振り返る。

目次

はじめに―自分と出会う
1 児童文学を書くとはどういうことだろう(童話の世界と子どもの世界;「生きる」意味・原風景・民話的想像力 ほか)
2 現代の日本児童文学はどのように歩んできたか(不振停滞と慢性的不況ほか;童話・小説の流れその問題点 ほか)
3 人・その仕事・その課題(社会的、文化的に子どもを発見した豊かな収穫―瀬田貞二『落穂ひろい 日本の子どもの文化をめぐる人びと』;新美南吉作品の「毒」と子ども観 ほか)
4 社会へ―読書運動・教科書問題・子どもの権利・戦争と平和(代田昇と初期日本子どもの本研究会の運動―その時代と代田の読書教育論・運動論;教科書―その矛盾 ほか)

著者等紹介

古田足日[フルタタルヒ]
児童文学作家、評論家。元日本児童文学者協会会長。元山口女子大学教授。1927年愛媛県生まれ。早稲田大学露文科中退。在学中、早大童話会に入り、児童文学創作と評論を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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