内容説明
彼が誕生した1962年から2019年まで、実際の時の流れと共に老いていくスパイディの物語。
著者等紹介
ズダースキー,チップ[ズダースキー,チップ] [Zdarsky,Chip]
カナダの新聞社でイラストレーター/コラムニストとして活躍しつつ、コミック業界に進出
バグリー,マーク[バグリー,マーク] [Bagley,Mark]
ドイツ出身のコミック・アーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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6
「あなたの願いは…ベンを救うこと だけどそれは無理だから、代わりにみんなを救ってる」ピーターパーカー(スパイダーマン)がヒーローとして戦う理由。「大いなる力には大いなる責任が伴う」ベンをおじさんを救えなかったピーターはその力の責任を果たす為にみんなを救うことを決めた。そうかそれはベンおじさんを救えなかった代償行為でもあったのか。スパイダーマンがスパイダーマン足る理由が如実に描かれた傑作であった。2023/08/31
辺野錠
3
アメコミのお約束であるサザエさん時空を捨ててピーター・パーカーが年を取っていきスパイダーマンの歴史上の事件や現実の出来事を経験していくという発想がユニーク。ただコミックスの出来事をそのままなぞっていかないのも捻りがあった。それにしてもクローンのくだりはややこしい。最後がマイルススパイダーマンへの継承になるのも熱い。スパイダーバースの敵が出たからこのピーターもスパイダーバースに参戦したんだろうか。2025/04/22
Oltmk
2
スパイダーマンであるピーター・パーカーの1966年から2019年までの道のりを彼のパーソナリティな部分に絞ったリミテッドシリーズ。ヴィラン周りの設定やシヴィルウォーなど映画やアニメだけの知識ではついて行けない所も出てくるが、ヒーロー・実業家・家庭人の間で苦悩していくピーター・パーカーの姿や、因習などを超えていく若者たちのヒーローの継承などをポジティブに描いており読み終わった後感動できる作品。最後、スパイダーマンの傍にいるヴィランや作中にラストシーンに驚くも、最高の読後感がある。2020/12/30
fap
2
一冊の中に人生がつまっている。 すげぇ。 本来とは異なる歴史をたどっているようだが概ね同じ世界観。 こっちのほうがいいんじゃないか、と思わせる改善エピソードもいくつかあった。 そして彼は最後までスパイダーマンであった。 親愛なる隣人に感謝を。 「こいつは大当たりだ」 2020/12/23
ナイタロー
1
コミコンの熱気につられて買った、人生始めてのアメコミ本。スパイダーマンの人生を、年代ごとに追いかけた1冊。何となくスパイダーマンの概要を知っていたので、何とかついていけた…という感じです。今まで読んだ漫画とは、全く違った印象で、新しい扉が開いた気がします…2024/01/01